2005年02月17日

〔二中暦[十二訳言]〕反音

五音【手以アタナカマサラハヤツ為次

   心以アカタラサハマツマヤ為次】

アイウエヲ カキクケコ サシスセソ タチツテト ラリ□□ ナニヌベノ ヤイユエヨ

 ワヰウヱオ ハヒフヘホ マミムメ□





(古事類苑・文学部二・五十音図)
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〔釈日本紀[二十三和歌]〕

〔釈日本紀[二十三和歌]〕

以《エ》

得也、伊と江とは阿伊宇江於之五音相通而稱之、





(古事類苑・文学部二・五十音図)
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〔和字大観鈔[上]〕五十字文

片假字のはじめ五音の差別によりて。五十字文を作れり。五音とは喉牙歯舌唇の次第なり。是日本音韻の国なり。亦仮名反の圖とも云。吉備公の作なりと云。又或説に百済の尼法明。對馬の国に来り。此圖を作り。国人に傳ふ。故に對馬以呂波と云よしいへり。おぼつかなし。





(古事類苑・文学部二・五十音図)
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〔釈日本紀[五述義]〕

〔釈日本紀[五述義]〕市杵島姫命【是居于遠瀛者也】

神名帳曰、安芸國佐伯郡伊都伎島神社【名神大】先師説云、案之、千與都者タチツテトノ同五音也、日本紀之例、同音之字通用然則宗像神三座之内市杵島姫命者安芸伊都岐島同体分身也





(古事類苑・文学部二・五十音図)
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〔袖中抄[二]〕はたすゝき

 はたすゝきおばなさかふくくろきもてつくれるやどはよろづ代までに

顕昭云、はたすゝきとは花すゝき歟「た」と「な」と同ひびき也、さねかづらをさなかづらと云、はなかづらをはねかづらと云がごとし、それは「な」と「ね」と同五音也



(古事類苑・文学部二・五十音図)
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〔倭片仮字反切義解〕倭片仮字反切義解加序

到於天平勝宝年中右丞相吉備真備公取所通用于我邦仮字四十五字省偏旁点画作片仮字抑四十字音響反阿伊宇江乎五字此乃天地自然之倭語焉是故竪列五字横列十字加入同音五字為五十字且又横十字隨唇舌牙歯喉用宮商角徴羽変宮変徴七声哉蓋世俗傳称之吉備大臣倭片仮字反切有其口決矣然後弘仁天長年中弘法大師釈空海造四十七字伊呂波【四十五字増補圍於二字】以便于女童其体則草書此伊勢物語古今和歌集所用女仮字四十七等是也予学和歌楽音律其餘力観吉備大臣倭片仮字反切則闕無音義竊注己意亦考全書以解片字名曰倭片仮字反切義解聊述由緒冠字首云爾【〇中略】

仮字反切口訣

 上父字行竪下母字行横其隅生子字

  例 伊 上父 和 下母 反阿 隅子

  亦 也 上父 宇 下母 反勇 隅子

 横行帰父字竪行帰母字其帰生子字

  例 阿 上父 和 下母 反阿 帰子

  亦 也 上父 勇 下母 反勇 帰子(〇中略)

倭片仮字画解【[]内五字序所謂同音五字是也改乎伊作圍者空海所為焉】

 阿伊宇江乎 和      オ於  井囲勇惠與 奈仁奴禰乃 太知圖天止

 アイウエヲ ワ[イ][ウ][エ][ヲ] ヤ[イ]ユヱヨ ナニヌネノ タチツテト

 良利流礼呂 半比不遍保 末美牟名毛 加

 ラリルレロ ハヒフヘホ マミムメモ カキクケコ サシスセソ

 〇按ずるに五十音の事管絃音義にあり本篇音韻論の下に引けり



(古事類苑 文学部 二 音韻 五十音図)
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〔北辺随筆[初編一]〕経緯

経緯(五十韻をいふ、亡父(富士谷成章)つねにかくいはせたるなり)の本は悉曇家には阿字也、おのれおもふに、五十のこゑ、みな口をひらきて後きこゆ、口を閉ながらこゑあるは、ンなり、此ンのこゑ、さながら口をひらけばはじめたなり出るこゑは宇なり、ここをもてみれば、他域の言はしらず、わが大御國にしては五十のこゑの本は宇なる事疑なし



(古事類苑 文学部 二 音韻 五十音図)
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〔語意考〕よつ

五十聯【伊鬥良乃古惠と訓】

 阿       伊       宇      延       袁    本音

 加       幾       久      計       己    清濁二音

 佐       志       須      世       曽    同

 多       知       鬥      天       登    同

 奈       仁       奴      禰       乃    清音

 波       比       不      反       保    清濁二音

 麻       美       武      米       毛    清音

 也       伊       由      衣       與    同

 良       利       留      例       呂    半濁

 和       為       宇      惠       於    清音

 はじめのことば うごかぬことば うごくことば おふすることば たすくることば

 初       体       用      令       助





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〔伊豆母廼美多麻初編序〕

〔伊豆母廼美多麻初編序〕あなうれたし、大日本の國には、元より字てふものなくして、漢土より伝へしより、其字をもてなに事も足らはせしなどおもふ人多かるは、くらきよりくらきに入ときごとにして、あげつらふにたらず、しかるにこたび伊豆母之美多麻てふ書を見るに、出雲大神大己貴命の伝へ給ひし五十連音の圖あなもじ三種の国字を得、そがをしへにもとづきて、言霊の幸はふまゝにかきとむる字の用格の古事を極めたる、いともたふときふみにぞありける、実にもこのときごとは丹靈【〇川北丹靈】があつき志によりてなれりし草案を、芬木うし【〇芬木元達】がまめなる心をもてかうがへ定めて、一たびかみつ世に埋れしことをおもひ、千とせの後、又埋れむことをおそれ、かく桜木にのせて、世にひろむるも、ことみたまの恩頼になも、かくばかりふるの中道たどたどしく、外國々のことのはぐさの茂る世に、この言霊の林の、神世も今も千萬の後も、かはらず、春霞かすみととみに繁りかをらむことのうれしさに、見るところを一言書そふるのみ

  文久二とせの霜月              松平源信幹誌



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〔北辺随筆[初編三]〕音の存亡

又云【○富士谷成章、御杖父】、あがりての世には、人のこゑ五十ありけらし、そののちふたつは、やう/\うせて、あめつちの歌のころは、四十八になりぬ。それが又、ひとつうせたる世に、いろはの歌はいできたり、いろはの歌、四十七のうちに、今はよつうせて、四十四のみぞある。かくのごとく、音のうせゆくにしたがひて、かんなづかひといふ事いできにけり。かんな、女もじなどは、いふかひなき女わらはべまでも、心えやすく、もちひやすからんが為に設たるを、今は、かんなかく事だに、ならひあることのやうになりたるは、口にいふ所みだりがはしくなりて、かんなもじさだめたる世と、たがひたればなり。世うつりゆかば、四十四のうち、又ぞうせなむ。かくうせゆく事、こともじにはあらず。あ経、や経、わ経、【五十韻をば、亡父、経緯といへり。】このみつの十五音のうちなり。今は、あ経はみな残り、や経には、いえうせて三音あり。わ経には、わのみのこりて、ゐうゑを皆うせたり。いろはの歌の時、や経のいうせて、ゐふたつになり、わ経のううせて、あ経のうひとつになり、や経のえ、うせて、あ経のえ、わ経のゑふたつになり、あはせて三もじうしなはれたるも、世すでにくだりたればなり。今はまた、いろは歌の、ゐゑをともにうせたるがゆゑに、かんなづかひといふ事いでき。さてのちは、口舌にわかちたる物なりといふ事をもしらぬやうになりて、かんなをつかふ時に、さだむるもじのやうにおもへるがゆゑに、明魏は、さる歌くちの人におはしけれども、かんなづかひは、いるまじきよしいはれたるは、なげくべき事なり。たとへば、今いくよろづよをへて、やわあの三音、もじは、かはれども、こゑはうせてあとなり。をよの二字も、こゑうせたらん時も、明魏にしたがはヾ、いにしへをしたひ、ことをさだめむ人、なにゝよりてか言のこゝろをも、わきまへまし。ことの源をきはめずして、流にしたがひて末におもむく人は、明魏がひがごとをいひ出すべし。よくしらずばあるべからず。此みつをうしなへるのみならず、こゑの軽重をうしなへる事多きによりて、いよ/\仮名づかひの事、しげくなれり。軽重とは、はひふへほの、わゐうゑをにまがふ事なり。【御杖云、「はひふへほ」を、「わゐうゑを」の如くいふは、いはゆる清濁音也。】これらさへ、いにしへは、さだかに口舌にわかちたるを、となへうしなひて後は、かんなにてさだむることゝはなりにたり。いにしへ、神楽、催馬楽などをうたふが如くに、こひは、子火と聞えて、こゐとはいはず、あふも、安婦ときこえて、おうとはきこえざるべし。これらのまどひなかりけるゆゑに、いにしへは、いふかひなきわらはべ、もじかゝぬ女などの、口にまかせてよみたる歌も、かんなのたがひたる事はなかりき。今はいうそくの人だに、かんなづかひをまねびきはめざれば、たがふ事のおほきは、口にならはずして、書にならふが故なり。枕草紙に、えぬたきといふ人の名あり。かゝる名の、今のよにありて名のりたらば、えは、いづれのえぞと、とひ聞て後ならでは、かんなにも、女もじにはかゝるまじきを、その比は、やすらかに口にきこえたれば、疑なかりしなり。今の世の人の衍に、治右衛門あり。次右衛門あり。京人はたヾ同じやうによぶ故に、したしからぬ人は、消息などにもさだめかねて、次郎の次をつきたる人に、治部の治をかき、治右衛門に次右衛門とかきたがへてやれども、その人も、こと人かなともあやしまず。みづから次治などさだめてかきたるを、みしりたる人、はじめて疑なくなる事、わづらはしくも、荒涼にもおぼゆるを、筑紫人は、よく口にわけて、治はちもじの濁れる、次はしもじの濁れるなりと、よく聞ゆるは、げに筑紫は、みかどのもとつ御国なるしるしなるべし。和名抄に、諸国の郡名、郷名などをかけるに、かんなづかひたがひたるあり、これはその国々の詞だみて、いひうしなへるをみせたるなり。今の人もヽ都の詞、ひなの詞かはれる故に、いふ所、みな和名抄の郷名のたぐひになれり。かんなづかひは、京極黄門【○藤原定家】のさだめさせたまひて後、其沙汰まち/\にして、おぼつかなかりしを、ちかき世、契沖がよくいひわきまへたるにより、はじめてことさだまれゝど、いにしへより、理につきて、もじを定められし事とのみ心えられけるにや。口角にわかつべき事とはいへる人なし。千慮の一失といふべし。またあ経のお、わ経のををおきたがへ来れるを、わきまへたる人なし。今、紀伊、基肆のたぐひをもて、囎唹をおもひ、又、もじあまり反切のよしをおもひ、かつ催馬楽の譜などにも、をこそとのゝ列のもじを引声するに、乎々とはかゝずして、於々とのみかきたるにて、はじめてこれをさだむ。後の人よくみさだめよ。【御杖云、此「おを」の置所たがへる事も、また他家に同説ありとぞ、人の説をば、亡父かく書くべきやうなし。猶かのもじあまりの説なども、たヾものゝはしにかきつけ置て、今まで世にしめさヾりしかば、亡父が説とは、しれる人のなきなりけり。】木居を恋によせ、藍を逢によせたるは、もとより誤なれど、さすがに中古のひとの誤にて、いにしへのおもかげありて、よせたるこゐ、あゐ、みなゐなり。ゐは、かろく唇をうへの歯にあてゝいふ。ひの軽音もヽいにしへは、今のやうにまたくいとは聞えずして、唇を歯にあてゝ重くいひたるべければ、ゐをひにかよはせたるは、今の人のみだりがはしきには、いたくたがひて、しかるべき事なり。さればよゝの先達も、もちひられたり。これならずとも、ゐをひにはおしてもちふるも、心にくかるべし、といへり。

御杖因云、これらの説によりて、げに仮名づかひは、音をもてこそさだむべかりけれとさとりて、おのれわかゝりしより、経緯に心をいれて、おもひよれる事もあれど、こゝにはもらしつ。



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〔北辺随筆[初編三]〕反切

亡父云、おほよそ歌に、もじあまりて、いつもじが六もじになり、七もじが八もじ九もじにもなるは、つねの事なり。それにはかならず、反切の字あるべきなり。反切とは、あいうえおの字ありて、こともじをうくるをいふなり。たとへば、

      此二音、ツゞマリテぬトナルナリ。コレヲ反切ト云、下準v之。

六もじ としのうちに  反切ぬ としぬちに

    あふなあふな  反切な あふなふな

    月やあらぬ   反切や 月やらぬ

七もじ さもあらばあれ 反切ま さまらばれ

これらはつヾまりて、五もじになるなり。



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〔宇槐記抄〕仁平三年五月廿六日

〔宇槐記抄〕仁平三年五月廿六日甲寅永範朝臣持来東宮切韻礼部韻略玉篇等



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〔台記〕天養元年七月廿五日

〔台記〕天養元年七月廿五日甲戌、今明物忌自今日見周易釈文【一巻摺本】叩読記之文【但違本点反正義説之所也】懸黄勾追可使人書付本経也其声有不審者命生徒引勘東宮切韻知之



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〔古事談[六亭宅諸道]〕(切韻文字)

〔古事談[六亭宅諸道]〕文時之弟子分二座て座列之時文章座には保胤為一座才学座には称文為一座與六藤秀才最貞企参上致諍論云々文時被問由緒最貞云、切韻文字の本文無不知之云々、文時は又六書全経専堪之者也仍尚以称文為一座云々



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〔江談抄[五詩事]〕東宮切韻撰者事

〔江談抄[五詩事]〕本朝麗藻文選少帖東宮切韻撰者事

又東宮切韻者菅家主刑部尚書【〇是善】集十三家切韻為一家之作著述之日聖廟【〇是善子道真】執筆令滞綴云々



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三代実録[三十八陽成](古代韻書)

〔三代実録[三十八陽成]〕元慶四年八月卅日辛亥、参議従三位行刑部卿菅原朝臣是善薨云々、是善撰文徳天皇実録十巻、文章博士都朝臣良香預之、又自撰東宮切韻二十巻銀〓輸律十巻、集韻律詩十巻、会分類集七十巻、又有家集十巻



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〔日本紀略[桓武]〕(古代韻書)

〔日本紀略[桓武]〕延暦十九年十月庚辰、外従五位下伊與部家守卒、宝亀六年兼補遣唐習五経大義并切韻説文字体



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2005年02月16日

〔日本国見在書目録〕小学家

四声指帰一巻【劉善経撰】 清濁音一巻 正名要録二巻【司馬知羊撰】

韻詮十巻【武玄之撰】 韻詮十二巻 切韻五巻【陸法言撰】

切韻五巻【王仁煦撰】 切韻十巻【釈弘演撰】 切韻五巻【麻果撰】

切韻五巻【孫メン撰】 切韻五巻【孫ユ撰】 切韻五巻【長孫納言撰】

切韻五巻【祝尚丘撰】 切韻五巻【王在〓撰】 切韻五巻【裴〓〓撰】

切韻五巻【陳道固撰】 切韻五巻【沙門清徹撰】 切韻五巻【盧自始撰】

切韻五巻【蒋魴撰】 切韻五巻【郭知玄撰】 切韻五巻【韓知十撰】

唐韻正義五巻 集韻五巻 切韻圖一巻



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〔本朝書籍目録〕字類

東宮切韻 廿三巻【菅原是善卿撰○中略】

季綱切韻 二巻

古文切韻

孝韻   【孝範撰】



(古事類苑 文学部二音韻 古代韻書)



和田英松『本朝書籍目録考証』のうち「字類」
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古事類苑 文学部二 音韻

音韻の学は、其起源詳ならず、始は支那の韻書のみを用ゐしが、後には邦人にも亦之を著作するものありき、菅原是善の東宮切韻の類是なり、其後反切を検して漢音呉音を正すのみならず、年号人名をも反切に由り吉凶を論ぜり、徳川氏の時に至りては、韻学に用ゐる所は、韻鏡の一書のみにして、之を講ずるもの陸続として起り、吉凶判断の用に供すること益々甚だしかりしかば、僧文雄等痛く之を排斥し、斯書始めて専ら学問の間に使用せらるゝに至れり、而して文雄の説は、唐音を主として我邦の漢呉音を論ずるものなり、原来反切の法は頗る複雑にして知り易からず、且つ実用に供する事も極めて少かりしが、備後福山の藩士太田方、漢呉音図を著して、従来の反切法を棄却し、一に五十音図に拠りて、字音を正すことを主張せしより、大に我国人の実用に適し、古来伝はる所の韻鏡の諸註、多く廃棄せらるゝに至れり、

五十音図は、悉曇の法に拠りて組織せし所にして、母子音五十字より成れるものなり、之を以て漢字の音を正すべく、之を以て国語の解を得べし、然るに中世以降、阿行王行の於乎錯置したりしを、本居宣長出づるに及び、之を古書に徴して其誤を正しゝは、韻学に於て其功大なりと謂ふべきなり、尚ほ呉音、和音、漢音等の事は、外国語学篇に詳なり、

(元は片仮名)



※音韻論

〔管絃音義〕

〔和字正濫鈔一〕

〔加那布具志[兄]〕



※古代韻書

〔本朝書籍目録〕

〔日本国見在書目録〕

〔日本紀略[桓武]〕

〔三代実録[三十八陽成]〕

〔江談抄[五詩事]〕

〔古事談[六亭宅諸道]〕

〔台記〕

〔宇槐記抄〕



○按ずるに、此他童蒙頌韻、三重韻等あれども、童蒙頌韻は、漢字に和訓を施したるものにて三重韻は平上去三声の文字を上中下層に列挙して、作詩に便するに止るものなれば、音韻には関係すること少し



※韻鏡

〔磨光韻鏡[下]〕

〔韻鑑古義標註[上]〕

〇按ずるに韻鏡を韻鑑と呼ぶは韻鑑古義標註補遺に此書題目原曰韻鏡終有避趙宋翼祖簡皇帝諱敬故改名韻鑒是敬鏡同音所以避鏡爲鑑也とあるにて其由を知るべし、

又按ずるに、後文反切の条引く所の正長元年の記の趣に拠れば韻鏡の渡来は鎌倉時代より遥に以前に在りしものゝ如し、

又按ずるに、明了房信範は悉曇の名家にして淨嚴の悉曇三密鈔には所々に信範私鈔信範鈔を引けり其著に韻鏡秘釈あることは開奩に見えて下に引けり又契沖の和字正濫鈔行智の悉曇字記真釈等にも其名見ゆ信範既に悉曇に明なれば兼て支那の韻学に通じたるものなるべし、

〔正長元年記〕

〔韻鑑〕

〔韻鏡開奩[六]〕

〔本邦古版目録〕

〔新増韻鏡易解大全[一]〕

〔新増韻鏡易解大全[一]〕韻鏡易解改正重刻序

〔磨光韻鏡[上]〕

〔磨光韻鏡後篇[指要録]〕

〔磨光韻鏡口授記〕

〔漢呉音図[上]〕



※反切

〔作文大体〕

〔文会雑記[三上]〕

〔韻鑑古義標註[補遺]〕

〔磨光韻鏡[下]〕

〔磨光韻鏡後篇[伐柯篇]〕

〔磨光韻鏡後篇[伐柯篇]〕

〔韻学津梁〕

〔萬葉集[六雑歌]〕

〔將門記〕

〔江談抄[四]〕

〔運歩色葉集[丹]〕

〔北辺随筆[初編三]〕

〔磨光韻鏡[下]〕

〔中右記〕

〔台記〕

〔園太暦〕

〔康富記〕

〔言継卿記〕

〔塵添アイ嚢抄[二]〕

〔韻鏡開奩[一]〕

〔新増韻鏡易解大全[三]〕

〔槐記〕

〔類聚名物考姓氏八〕

〔斥非〕

〔経済録[九制度]〕

〔南留別志三〕

〔四季草[秋草上姓名]〕



※九弄

〔韻鏡開奩[六]〕

〔韻鏡開奩[六]〕

〔九弄辨〕



※内外転

〔新増韻鏡易解大全〕



※開合音

〔新増韻鏡易解大全〕

〔和字大観鈔〕五十字文

〔漢呉音圖説〕

〔漢呉音図説〕



※三内音

〔明了房信範記〕

〔和字正濫鈔[一]〕

〔新増韻鏡易解大全[一]〕

〔和字大観鈔[下]〕

〔奈万之奈[上]〕

〔漢呉音図説〕



※四声

〔作文大体[序]〕

〔語意考〕

〔年々随筆[二]〕

〔年々随筆[二]〕

〔年々随筆[二]〕

〔近聞寓筆[一]〕

〔和読要領[下]〕

〔和読要領[上]〕

〔古事記[上]〕

〔釈日本紀[十六秘訓]〕

〔袖中抄[三]〕

〔反音〕

〔和字正濫鈔[五]〕

〔古事記伝[一]〕

 ○按ズルニ、四聲ノ事國語學篇仮字遺條引ク所ノ仙源抄ニモ見エクリ、奏石スベシ、



※字音転写法

〔菅家文草[八]〕

〔金光明最勝王経音義〕

〔漢字三音考〕

〔音韻仮字用例附説[上]〕

〔神語考[上]〕

〔和字大観鈔[下]〕

〔和字大観鈔[下]〕

〔文会雑記[二上]〕

〔地名字音転用例〕



※五十音図

〔和字大観鈔[上]〕

〔二中暦[十二訳言]〕

〔反音〕文字反

〔天文本倭名類聚鈔[一]〕

〔釈日本紀[二十三和歌]〕

〔倭片仮字反切義解〕

〔袖中抄[二]〕

〔釈日本紀[五述義]〕

〔仮字の本末[下]〕

〔北辺随筆[初編一]〕

〔伊豆母廼美多麻初編序〕

〔語意考〕

〔古史本辞経[一]〕

〔古史本辞経[四]〕

〔字音仮字用格〕

〔北辺随筆[初編三]〕

〔於乎軽重義[上]〕

〔古言衣延弁〕

〔玉勝間[二]〕

〔袖中抄[十]〕

〔さゝめごと[上]〕

〔和字正濫鈔[五]〕

〔通略延約辨〕

〔五十音辨誤〕

〔琴後集[十三書牘]〕



※雑載

〔文会雑記[一上]〕

〔先哲叢談[続編六]〕

〔古学小伝[下]〕

〔傭字例〕

〔言継卿記〕



近代デジタルライブラリー
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