2005年04月19日

西田直養『筱舎漫筆』巻五「人の名」

いにしへより、人の名に熟字もてつけたるあり。春道列桜、大江千里などいくらもあり。かゝる名は和漢にわたりていとめでたけれど、貫之、敏行などいへるは、字音もて唱へなば、聖語の味もをかしかるぺけれど、つらゆきといひては、つらとは列なる事か。又類かにて、ゆきとは雪か。行かにて、列行といひても、頬雪といひても義あらず。又としとは、年又敏をもよめれど、是又ことわりなし。かゝる名ことにおほし。聖賢の金言もて名づくるなどは、なほ字音もて唱へまほし。
posted by 国語学者 at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語生活史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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