2005年02月26日

〔古史本辞経[一]〕五十音古図記第二

さて彼の荷田の家に傳はれる圖は、其古説の添たる上は、當昔の古圖にて伊以韋。宇于、延曳恵、於袁十音の位置も正し在けむを、破失せて。其あと少か存しは、最惜き事なるが、今慇懃に按ふに、略本和名抄の始に出されたる音圖決めて其古圖の類なるべく所思るなり【○註略】然るは其和名抄の巻首に出たる音圖の次第左の如くにて、悉曇また韻鏡の類にも都に合ざる横位なるを、其自序に、或漢語抄之文。或流俗人之説、先挙本文正説、各附出於其注、若本文未詳、則直撃辨色立成、楊氏漢語抄、新抄本草。日本紀私記、或挙類聚国史、万葉集、三代式等所用之假字云々とて。其餘の漢語抄をも廣く採たる由なると合せ考ふるに、當時漢語抄と稱せる古書あまた有りて、其は古事記の序に、本辭また勅語の舊辭など有る類の書にて。皇國言に漢字を填たる辭書なること、古史徴の開題記に論へる如なれば然る書等に舊く此圖の添ひて有しを、其隨にまづ巻首には出され在けむ、



古事類苑 文学部二音韻 五十音)
posted by 国語学者 at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 字音資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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